右投げの人が左手でボールを投げてみようと思った時、キャッチボール中にという事が多いのではないでしょうか。
その時にどの程度投げられるかは本当に個人差が大きいと思います。
すぐに割といい球が投げられる人もいれば、数十分投げても全然投げ方がわからない人もいるでしょう。
そこで左投げに真剣に取り組んでみるかは個人個人がよく考えて決めるべきだと思います。
「努力は必ず報われる」ということはないと思います。徒労に終わってしまう可能性もかなりの確率であると思います。
私はこのようなブログを書いていますが、決して左投げ転向を推奨するものではありません。
あなたの貴重な人生の時間を捧げるのにはもっと有益な事があると思います。
そういったことをすべて踏まえた上でそれでも左で投げたいんだという人には、私が今まで8年間練習してきた中で気付いたことを発信していきたいと思っています。
前置きが長くなりました。今回の話は練習方法の選択ですね。
まず、万人にとって有効な練習方法はないと思ってください。
その人の、そのタイミングの、そのレベルに応じた練習方法をよく検討する必要があります。
そこで皆さんがついやってしまいがちなのが、キャッチボールばかりしてしまうというものです。
確かにキャッチボールは大事です。
捕って、投げるという基本を正確に行う練習。とても大切だと思います。
しかし、新しい技術を習得しようとした時に、正確さを無視して動作だけを反復する事もとても重要になります。
始めたばかりの頃は、地面にボールを叩きつけてしまったり、トップからそのまま背中の後ろに落としてしまったりします。
これは当たり前に起こります。
そうです。あなただけではないんです。
それだけ難しいことをやろうとしているんです。
これを気にしない事、とても大事です。決して恥ずかしいことではないです。
話を戻しましょう。
動作の反復というとシャドーピッチングでしょう。シャドーで基本の「型」を作っていきます。
そして、シャドーとキャッチボールの間を繋ぐ練習として、壁当てもしくはネットスローを重視して欲しいとおもいます。
やはり実際にボールを投げないと指先感覚は育たないし、かといって相手のある練習だと正確さを気にするあまりフォームが変なところで固まってしまいます。
やっていればわかりますが、投げていて良くない投げ方を自覚しながらそうしないとちゃんと投げられないという時がよくあります。
そこで壁当てやネットスローで正しい動作を追求していくのが重要になります。
しかし、どこでもいいからやればいいものではないので注意が必要です。逆効果になる可能性もかなり高いです。
具体的には、どんなに暴投しても問題ないくらいの物に向かって投げること。
コントロールを気にしないことが何より大事です。
それと、壁当てよりネットスローの方がいいと思います。理由は、壁当てだと速い球が返ってきてしまうので、投げるよりも捕る練習に寄ってしまうからです。
バックネットなどに投げるのがいいと思います。
とはいえ、キャッチボールでしか習得できない感覚もあります。
最初の話に戻りますが、やはり個人個人がその都度効果的な練習方法を考える事が大切ですね。
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