脱力とスナップ

二投流への道

怪我の功名

一週間前に左人差し指を軽く怪我した。

まだ少し痛むけれど、そろそろいいだろうと今日キャッチボールを始めた。

怪我の少し前からボールの回転を意識してスナップを効かせるようにしていたが、なかなか上手くいかない状況が続いていた。

ところが。

投げ始めてすぐ、やっぱり少し痛みがあるから今日は軽く投げようとしていたところ、妙にボールが伸びていく感じがあった。

10球ほど投げたところでキャッチボール相手にも言われた。

「いつもみたいにおじぎしない。ボールが伸びてくる。」

なるほどやっぱりそうか。

痛みがある事で、ちょうどいい脱力感が見つかった。

これぞまさに怪我の功名。

何年もずっと分からなかった感覚を見つけた。

定着の難しさ

よしこの感覚だと思い、繰り返して定着させようと投げつづけたが、そのうちその感覚が遠ざかり、わからなくなってしまった。

おそらくこのあたりがセンスのある人と無い人の差なんだろう。

それでも、一度見つけた感覚はまた見つかる可能性が高い。

なるべく早く思い出すように。すぐにまた見つけられるように。

ここはイメージトレーニングが重要だと思う。

覚えているイメージとしては、

テイクバックの時の握りをより軽く。

スナップは大きく使う。

ボールに力を入れるんじゃなくてなんと言うか・・・

ヨーヨーとかブーメランとかベーゴマのような感覚。

うん。この表現が一番合っている気がする。

明日また投げてみよう。

すぐにまた見つかることを願って。

定着してくれることを願って。

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